2008-01-01から1年間の記事一覧

NO 39  拘引する一隊(人質)

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10039.JPG 宗教者が人質とされた。 パリ・コミューン戯画集 おわり

NO 38  フルランの復讐者

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10038.JPG 内乱の敗残者

No 37  突撃隊

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10036.JPG 壊れたバリケードと、背景の平安な街の様子。もう戦いは終わっている。

NO 36 バリケード

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10036.JPG バリケードで、火の着いた薪を持った女性がもう片手で赤旗を振る。あたりはすでに火の手が上がっている。作者は何を表象しようとしたのだろうか。パリ・コミューンの終末期。

NO 35 放火水兵

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10035.JPG PETROLEURは、男性名詞で、印刷で使う塗油器が字義にある。しかし、ここではPETROLEUSE(女性名詞、放火女)をもじった男性名詞、放火男を意味している。パリ・コミューンの時に、石油の入…

NO 34 水軍の将校(ドラシウール艦長)

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10034.JPG ドラシウールの人物像については不明。

NO 33 大砲の照準手

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10033.JPG 左手に持っているのはリキュールのビンか。どことなく酔っ払った風情で描かれている。

NO 32 モルド=ハラク人同志

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10032.JPGルーマニア人のパリ・コミューン兵士のコスチューム モルド=ハラク人とはルーマニア北東部地方の人びとのことであろうか。

NO 31 1848年の国民遊撃隊員

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10031.JPG 1848年2月革命によって共和制宣言がなされた(第2共和制)。そのときの闘いに参加した国民遊撃隊員のコスチュームに身を包む国民衛兵隊員。「幻の再来」とでも筆者は言いたいのだろうか。

NO.30 フェレと死刑執行人たち

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10030.JPG フェレは1870年9月4日、国家防衛政府誕生と共に、モンマルトル警備隊の152大隊に所属し、1871年3月26日のコミューン選挙では同地から13784票を得て選出された。コミューン議会では公安委員…

NO.29 ベルサイユへ向かう道で

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10029.JPG ベルサイユにはパリ・コミューンを壊滅させた政府が置かれていた。政府軍によって保護された?逮捕された?婦人たちが群れて歩かされている・・・その中に、なんと、女装した男性が!

NO.28 ラウル・リゴールの私設護衛

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10028.JPG 妙齢の婦人がラウル・リゴールに面会を求めているところなのだろうか?

NO.27 (女性)大佐

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10027.JPG パリ・コミューンでは女性の地位が、選挙権は有しなかったが、実質的に大きく進展した。軍事に従事する姿も垣間見られたようである。colloneleは「大佐夫人」という語義である。

NO.26 家宅捜査

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10026.JPG いずこの国のいずこの「権力」も、「家宅捜査」という権力を行使する。 パリ・コミューンでは新聞発行禁止の際、出版社の家宅捜査を行なっている。

NO.25 ガリバルディ

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10025.JPG 「ガリバルディ」はイタリアの将軍の勇将の名前。彼を支持・支援する人たちをガリバルディと言った。「ガリバルディ義勇軍」との意味がある。パリ・コミューン兵士の中にはイタリア人が少な…

NO.24 パリ・コミューン警察官

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10024.JPG 買収されているのだろうか?

NO.23 大道演説家

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10023.JPG 大通りに立ってなにがしかを弁ずる。パリ・コミューンは、格好の弁舌材料であったであろう。

NO.22 バリケード構築体調(ガヤール父同志)

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10022.JPG フランス史名物のバリケード。ちゃんとした建築家がいた。戯画に描かれているガヤールなる人物の存在は確認できていない。gaillard(語義:元気者、快男児)にふさわしい体躯で描かれている…

NO.21 移動軍隊の酒保の女経営者

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10021.JPG 勇ましい闘いの間に寸時の享楽を求め、寄せ来る恐怖から逃れようとするのは、いずれの国のいずれの歴史においても厳然とした事実。その享楽を提供する職業が存在することも事実である。 た…

NO.20 あるコミューン議員

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10020.JPG パリ・コミューンを語る際に、普通選挙によって選出された議員で構成されるパリ市議会のことを無視するわけにはいかない。革命市議会などという勇ましい歴史評価もあるが、完全自治を目指し…

NO.19 石油をまいて放火する女

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10019.JPG パリ・コミューンの際に、市民が石油を撒いて放火する事件が相次いだ。今日、いや、少し前の我が日本で火炎瓶闘争が盛んに行なわれたが、その行為主体を「過激派」と言った。まさにそれと同…

NO.18 教会でのクラブ

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10018.JPG フランス社会の「良心」はサロンとクラブで作られる。サロンは貴族や上流ブルジョアジーたちの社交の場。これに対して、職人や労働者などの庶民階級はカフェや公共空間での語りや学習を行な…

NO.17 武器弾薬担当の議員大将(アッシー同志)

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10017.JPG アッシーは機械工として労働者インターナショナルに加盟。イギリス、スイスなどを転々とし、1869年にフランスに移り住む。1870年9月の国家防衛政府誕生のときにはパリ11区に居住し、国民衛…

NO.16 リル通り(ファブール・サン=ジェルマン)の防衛に向かう女同志

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10016.JPG リル通りはセーヌ川左岸、7区、現在のオルセー美術館の裏手をセーヌ川に沿って走る道である。パリ・コミューン時代には美術館はまだない。1810年に建築されたオルセー宮が元である。1840年…

NO.15 通信長のコスチューム(ポヴェル同志)

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10015.JPG 現在のところ、ポヴェルについて知りうる資料はない。

NO.14 勧誘

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10014.JPG パリ・コミューン軍は国民衛兵隊を以て充てていた。皆兵制を導入したと言っても徴兵忌諱をする者は数多くいた。病弱の者、学業途中の者、老人などは徴兵は免除されたが、地域の自警団の一員…

No.13 コミューン兵士のズワーヴ兵

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10013.JPG 1830年にアルジェリア人を中心に編成されたフランス国軍歩兵隊兵士のことをズワーヴ兵と言った。また、1852年にナポレオンIII世はズワーヴ兵の服装を踏襲したフランス歩兵連隊を組織した。…

NO.12 連隊長(ヴァンドーム広場の軍隊の指揮官)

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10012.JPG ヴァンドーム広場のコローヌは1871年5月16日に倒壊されたが、それは、以下のようなパリ・コミューン議会決定によるものであった。 パリ・コミューンは、 ヴァンドーム広場の皇帝記念碑が野…

NO. 11 防塞からの帰還

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10011.JPG パリ市をいくつもの要塞が取り囲んでいる。これらの要塞を守ることが国民衛兵隊の重要な任務であることは間違いない。しかし、この帰還兵達はどうだ?鉄砲の筒先は草花がまるで活花のように…

NO. 10 法務大臣プロト(弁護士会会長ルース氏、大司教とショディ氏の保護を要請する)

http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/commune/commune10010.JPG プロトはコート・ドールの極貧家庭に生まれた。苦学の末弁護士と医師との資格を得ている。1871年3月26日のコミューン選挙で11区から18062票を獲得し、選出された。パリ・コミューンの広報紙…