NO.14 勧誘

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 パリ・コミューン軍は国民衛兵隊を以て充てていた。皆兵制を導入したと言っても徴兵忌諱をする者は数多くいた。病弱の者、学業途中の者、老人などは徴兵は免除されたが、地域の自警団の一員であることも徴兵から逃れることができた。区によってはこうしたものを「卑怯者」と広報で指弾したが、戯画のような勧誘もなされた。有給であったのでパリ民衆にとっては魅力的な「職」と捉える向きもあった。