NO.5 警視総監(ロウル・リゴウル同志)

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1871年3月26日「国民衛兵隊」の管理するパリ市でパリ市議会選挙が行なわれた。パリ市が政府管理下から自立して行う初の市民選挙である。この選挙でロウル・リゴウルはパリ8区から選出された。
 この選挙は1848年の普通選挙法に則って執行されたというから20歳以上男子普通選挙である。当時8区の住民は7万人強、有権者数1万8千弱であった。投票者数は4400人弱。住民の多くは戦禍を恐れてパリから脱出していたための少ない投票者数である。
 ロウル・リゴウルの獲得票は2173票。定数4名で4名連記投票であった。他の当選者もほぼ同数である。